2012.08.15
東京都調布市在住 INさん
3週間前に受け取った、ロストのコンクエストのテストを、小波、リーフの波、湘南のトップタラタラのパワーのない波、などで行いました。まずわたしのロストのコンクエストは、サイズ5'10"×201/4"×2 3/4"(厚みは実測値です。2 7/8でオーダーしましたが、バランスを考えたのか、このサイズで来ました)。わたしの体重は72~3キロですが、波待ちはおへその上までくらいですので、一般的に言えばオーバーフロートだと思いますが、全く違和感はありません。分厚いことは分厚いのですが、実際に持っていたり、海に入っていても、見た目が普通のボードと変わりません。ちょっとずるい感じです。テイクオフは、たぶんロストのどのモデルより早いと思いますが、前に浮力を持たせているため、RNFのように胸で押しつけ、ノーズを落とすテイクオフが効きます。コンクエストが圧倒的にいい、と思ったのは、湘南のパワーのないトップタラタラの波で、早いテイクオフからダンパーチックな波のフェイスを駆け抜けて、バシッ!バシッ!というような軽々とした動きが簡単にできます。普通の板ではテイクオフできないようなところからもバンバン乗れました。普通のショートよりかなりアウトで波を待てると思います。メイヘムは6.1のコンクエストを愛用し、トライフィンで乗っても非常にいいと言ってたそうですが、わたしの5'10"は明らかにクワッドのほうが調子イイです。これは短いモデルでトライにすると、フロントフィンが前よりになるため、動かしにくくなるのではないかと想像します。ただクワッドといっても、コールのように敏感でグラグラというものではなく、シャープに動くトライフィンという感じのセッティングで、クワッドが初めての人でもそれほど違和感がありません。専用のレイシオフィンは明らかに調子が良く、同じFCSなのでアルメリックのビスケットに付けてみましたが、明らかにシャープで食いつきます(邪道のテストです・・汗)そして別に持っている同サイズ、浮力も同等の、アルメリック・ビスケット 5'8"×20 1/4"×2 3/4"と比べると、運動性能は遙かに勝っています。このボリュームにして軽快に走り、リップし、スピーディに乗れる板はほかにはないのではないでしょうか。私はテールについては正直よく分からないのですが、友人(体重80キロ弱)に乗せたところ、テイクオフも速いけれど、エレベーターウイングが食いついてカットバックがすごく決まると言っております。
コメント
コンクエストを日本の波で乗り、普通の板 ではテイクオフできないようなところからもバンバン乗れたというのは、このコンクエストに乗った方が必ず口にするフィードバックです。確かに僕もこれを感じています。湘南のトップタラタラのパワーのない波で有効というのは、これからコンクエストの乗っていただくユーザーさんへとって、とても安心できる感想だと思います。まだまだコンクエストを乗っているユーザーさんを見かけることは少ないとおもいますが、クアッドの方が調子が良いとか、テイクオフの時に胸で押しつけ、ノーズを落とすとさらにテイクオフがはやくなるという隠し技はとても参考になりますね。Raito社製、コンクエスト専用フィンも高い評価頂きありがとうございます。