メイシム
LOST『MAYSYM』デザイナー本人”MAYHEM”の解説動画
LOSTサーフボードのシェイプデザイナーMAYHEMは非対称テールのボードを2013年から開発をスタートし、長い年月をかけながら、TEAMライダー達とテストにテストを重ねて、遂にこの『メイシム』モデルを、2019年春に発売する日まで来ることができました。非対称形状テールがどうしたら上手く機能するのか歳月をかけて研究し、数え切れない程、何度もアップデイトを繰り返し、コロヘ、グリフィン、メイソン、ネイト、ショウ、LOSTジャパン達の協力を得てあらゆるサイズのボードを試しながら生まれた特別な非対称テールデザインです。
レギュラーとグーフィースタンス用があって、それぞれ、テールの形状はつま先側がロケットテールで、かかと側がラウンドテールです。つま先側がロケットテールのボトムサイドにはフックチャンネルがあってそのチャンネルの効果により、フロントサイドでトップへ向かってターンすると急激な角度でトップへ登ることができます。かかと側がラウンドテールはバックサイドやトップでボードを返した時にボードが早く楽に方向変換をしてくれるようにデザインされています。
ターンはつま先側でコントロールするフロントサイドの方が簡単で微調整を行いやすいので搭載されたフックチャンネルでよりテールのレールを踏み込んで内側にタイトにストレートアップするようにしたり、ゆっくり長く加重して大きく遠くへドライブターンにしたりすることが可能です。
かかと側は、ラウンドテールです。バックサイドでボトムターンがしやすく、TOPターンやリップアクション、カービングなどをかかと側で行うターンが対称なテールよりも、回転性が良くなり軽快なボードコントロールが簡単になる設計です。
左右のテールの形を変えることを可能にしたのは、テールエリアの幅です。ワイドテールなので、パワーレスの小波や、波の緩慢なセクションでスピードを殺さずにキープできるという利点もあります。
左右のターンの性能や動きが違い、左右のターンがより効率よくライダーに負担をかけずに楽になり、メリハリのあるサーフィンをさせてくれるのです。
通常のアシンメトリー(非対称)ボードはフィンのセッティングまで非対称になってしまっていますがこの『メイシム』モデルは市場に投入した時に、幅広い層のサーファーに楽しんでもらえるように乗りにくさを排除する為に通常の5フィンセッティングで乗れるようにデザインしてあります。
コロヘのようにトライフィンで、ネイトやショウのようにクアッドで、メイソンのように小さなXSサイズのフィン2枚を片側に大きなLサイズのフィンを2枚を付けて乗ったりして、彼らは楽しんでいます。お持ちのフィンを左右非対称にしてセットしたり、あなたの想像力でよりサーフィンを楽しめるのがこの『メイシム』。コロヘやグリフィン達も、コンテストのオフシーズンにリラックスしたいプライベートなサーフィンで気に入って乗っています。『MAYSYM』は、アベレージサーファー向けのLOSTらしい遊び心あるデザインのモデルです。