モデル解説
ROUND NOSE FISH RETRO 2023 REVAMP
2018年に発売されたRNF_RETROは、よりクラシックで、1970年代にインスパイアされたものでした。豊富なディメンション、ゆるいロッカー、フラットなデッキ、急勾配なレールに幅広のテール、私たちが今までデザインしてきたどのフィッシュよりも簡単に波をキャッチし、スピードを出すことができるものでした。果てしなく生産されていく他ブランドのフィッシュと私たちのRNF_RETRO REVAMPとの違いを出すには、スノーボードによりインスパイアされたデザイン要素や、ラディウス(半径)サイドカットのリバースをアウトラインに使用することなのです。
私たちが最初にサイドカットを使用したのは、10年以上も前のLOST「Pelagic」モデルでした。サイドカットのアウトラインは実話サーフボードでは目新しいものではなく、MirandonやCasterのようなサンディエゴのパイオニア達が長年使用していました。サイドカットにより、よりシャープなターンや、タイトな半径のターンでスピードを維持できるように、フラットなロッカーと一般的な平行のアウトラインのボードが可能になったのです。波のフェイスに「ロックイン」し、フェイスに引っかかったり、転げ落ちたりすることなく、レールで波を彫刻していくイメージです。RNF_RETRO REVAMPは、1つではなく、2つのサイドカットラディウス(半径)を使用します:1つは足の間で、幅広のポイントのすぐ後方から始まり、もう1つはヒップまたはウィングの代わりに、後方の足のすぐ下、短くてタイトなものです。RNF_RETRO REVAMPは、このアウトラインによりどうにかこうにか似せてきた醜いフィッシュが多くいる海で最速のQUADフィッシュであることを私たちは信じています。
以下が、2023年のRNF_RETROをREVAMPにする為に改造したことです。
-幅広アウトラインの最大幅部分をわずかに前方に動かしましたが、タイトなターンをする時に邪魔にならないように、ノーズの前方12インチの部分を緩やかに狭くし伸ばしました。
-レールからレールへの切り込みと容易なコントロールのために、後方の足下の部分のリアサイドカットをより深くし、水平方向のトリムのためにテールブロックに幅を追加しました。
-ロッカーカーブは前後ともに入念に調整しました。テールロッカーは、ボードの後方3分の1あたりでゆるくなって、フィンを通って急激に曲線を描いているのですが、実際にはロッカーを追加するのではなく後足下部に丸みを持たせましました。ノーズロッカーでは反対のことを行いました。ノーズへより直線的なルートをとり、ボードの前方3分の1あたりのカーブを少し削ぎ落としました。同時にわずかな前方のVeeも取り除いてあります。
-より曲線的なテールロッカーのバランスを取るために、厚みがあるボリュームを前方に動かし、パドルのしやすさ、波へのエントリーのしやすさ、前足のドライブを追加しました。
-4ozボランクロスを使ったカスタムカーブデザインの、デッキ&レールラップパッチと
テイルフィンパッチを新搭載して強度も向上しています。
さあ!生まれ変わった『RNF-RETRO ’23 REVAMP』と共にパドルし、早い波へのリエントリーからスタンドアップし、LOSTらしいパフォーマンスを最新のFISHアウトラインボードでお楽しみください。