モデル解説
*LOST名作 RNF(ラウンドノーズフィッシュ)の25周年版が記念リリース!
*リーフブレイクからビーチブレイクまで幅広い波質で乗れるパフォーマンスフィッシュ。
*ラウンドノーズ特有の早いテイクオフ性能
*シングル~ダブルコンケーブ~VEEボトム
*FCS2 / 3 fin Plug
25周年を迎えた名作中の名作がファィンチューン!
世界のサーフボードデザインを引率するLOSTサーフボードのMAYHEMこと「マット・バイオロス」の名作中の名作「RNF」が、25周年記念モデル『RNF’96』としてリリースされました。ハイパフォーマンスフィッシュボード「RNF」は、衝撃のリリースから今年で25年。重ねてきたその歴史は、FISHボードの歴史といっても過言ではありません。 今年は大変貴重な25周年記念イヤー。その記念すべき年に「いつかはきっと名作RNFに……」と願っていた皆さんへ送る新名作です。
FISHボードの歴史を変えた衝撃が再来
1996年(平成8年)、サンクレメンテ・カリフォルニアの小さなシェイプルームから登場した誰も見たことがない、ノーズが丸くてテールが細いハイパフォーマンスフィッシュボード「RNF・ラウンドノーズフィッシュ」。その後、世界各国のブランドがコピーし、長い歴史を重ねてきた一方で、次々と派生モデルを生み出す為のベースデザインでもあり、今では当たり前のパドルが楽でテイクオフが早く、ショートボードのように動けるフィッシュボードを最初に提案したのがLOST「RNF」でした。
約25年前に、LOSTサーフボードのシェイプデザイナー『マットMAYHEMバイオロス』が世界的にサーフボードデザイナーとして認められるきっかけになったボードが、今回リリースされた『RNF’96』モデルのベース『Rounf Nose Fish』モデルです。1996年当時の世界中のショートボーダーは、6’1”前後の長さで、幅が細く、厚さは薄く、ポテトチップスのようにロッカーがキツくて、尖ったポイントノーズ細いスカッシュテールのボードが主流で乗っていました。そんな細くて薄いボードに乗っていた世界中のサーファーを驚かせたのが、LOST『Rounf Nose Fish』モデルの登場でした。当時、ワールトツアー入りする前で、若手だった「クリスワード」「コーリーロペス」故「アンディアイアン」達が、LOSTから発売された「5’5” X 19 1/4”」というタイトルのVHSムービーでこの『Rounf Nose Fish』に乗り、ワイメアのショアブレイクやロッキーなどハワイのリーフブレイクからビーチブレイクまでを斬新なマニューバーで波を切り刻む革命的なサーフィンをしたのです。25年ほど前に「5’5” X 19 1/4”」というタイトルのLOSTムービーをVHSやDVDで夢中になってご覧になったサーフィン歴の長いベテランの方も大勢いると思います。誰も見たことの無い、丸いノーズで短いボードなのに、大きなバレルから小さな波まで乗りこなせるLOST『Rounf Nose Fish』は、それまであった幅広いテールで重たくてゆったりと遅い動きしかできないのがFISHボードと思われていた印象を覆したのです。
『RNF』モデルは、世界中のFISHボードのデザインに影響を与えてきただけあってエピソードもいっぱい。25年前にはまだティーンエイジだった現役WSLワールドツアー選手の中には、LOSTが当時発売した「5’5” X 19 1/4”」ムービーで「RNF」に乗る映像を見て影響され、実際に「RNF」乗っていたというワールドツアー選手がいたり、ある有名なプロサーファーは「1本しかボードを持つことができないならどんなボード?」という質問に対して『MAYHEMのRNF』だねと、LOSTへRNFをオーダーする時に語ったこと、、、などなど。
マジックボードの伝統を受け継ぐダブルエンダーデザイン
うっとりするほどのクラシカルでもありながら美しいアウトライン。ワールドクラスのシェイプデザイナー「マットMAYHEMバイオロス」ならではの、きめ細やかな計算された融合する細部のデザインだけでなく、ノーズから12インチ幅とテールから12インチ幅が同じ幅に作られていて、マジックボードデザインの法則と言われる「ダブルエンダー」設計を採用。基本に忠実でありながら自身の経験を惜しみなく詰め込んでファインチューンされた『RNF’96』のデザインがあなたのサーフィンをサポートします。
■ ロッカーカーブ
オリジナル『RNF』の25年間実証済みのカーブそのまま。
■ アウトラインカーブ
ノーズから12インチ、テールから12インチ、両方の幅は同じ。テールに追加されたカーブは、約6インチ幅でさらに正確になりました。 1996年当時のオリジナル『RNF』の成功の1つは、他にあったほとんどの「FISH」とは異なり、テール幅が一般的なハイパフォーマンスショートボードのテール幅に近くて細いことでした。 これにより、通常のテール幅の広い「FISH」デザインよりも、はるかにテールをコントロールしてサーフできるのです。
■ ボトムコンケーブ
シングルコンケーブ~ダブルコンケーブ~テールエンドへ向かうVEEの組み合わせをオリジナルよりも加速する為にファインチューンしてあります。
オリジナルよりも良くするために、私たちは時間を費やしました。2020年の後半から、 過去25年間の経験や知識、莫大なフィードバックに基づいて、より良い「RNF」を作成しようと計画。Kolohe、Coco、Ian Crane、Crosby Cola、その他「主要人物」、私自身(MAYHEM)を含めて、大勢での入念なテストとアップデイトを実行しました。その結果『RNF'96』は期待以上のパフォーマンスを発揮できるようになり、幅広いレベルのサーファーのための、万能でリッピング可能な楽しい乗り物として完成したのです。