LOST『SUPER-DIABLO』Matt ” MAYHEM ” Biolos 本人が語る解説動画
これが2016年のNEWモデル『SUPER-DIABLO』だ。この『SUPER-DIABLO』は、日本限定の大人気モデルDIABLOシリーズがベースになっている。ノーズがシャープだった、これまでのDIABLOシリーズとは違い、ノーズもワイドにして、短く、ボリュームのあるデザインになった。このデザインに可能な限りの浮力をもたせてある。
レールはフルだが、グラブレールでこの部分のボリュームを軽くしてある。今年から『SUPER-DIABLO』のように厚みのあるボードデザインにはレッドウッドの細いストリンガーを採用している。この細いストリンガーを採用する事でフレックスする軽いボードになるんだ。『SUPER-DIABLO』は短く、厚みのあるボードだから、そう簡単には壊れない。だから、この軽く、フレックスする細いストリンガーが使えるんだ。テールはお馴染みのシングルウイング・スカッシュテールテールから30cmはハイパフォーマンスボードに近い。このレール、ロッカー、そしてアウトラインだから高いパドリング性能となり、簡単に波をつかむ事ができる。週末の混雑したピークでの波取り合戦にも勝つ事ができるだろう。ロングボードやソフトボード、大きいレトロフィッシュなんかと同じ感覚で波をつかむ事ができるんだ。
だが、テールに足をおけばハイパフォーマンスボードの動きになる。テールエンドがVになっていて、コンケーブも深い。加速性能をアップさせるために、この深めのコンケーブはセンターからテールまでストレートに入っている。しかし、レールはセンターからカーブしているからターンがしやすいんだ。レトロフィッシュやファンボードのように曲がらない板じゃない。
コンケーブから生み出された弓形のレールラインのおかげで波を自由自在にすべれて、垂直リップも可能にしたのさ。短く、ワイドで厚みのあるボードだが、簡単にターンができるんだ。
シンプルなデザインに見えるだろうが、強烈なアイデアが詰まっているレトロフィッシュのような浮力のあるコンセプトを持ち、ハイパフォーマンスショートボードの動きもできてしまう。それがロストの『SUPER-DIABLO』なんだ。