鴨川マルキの波とPLACEBOニューモデル!
みなさま、こんにちは。スタッフのユウジです。
先日、鴨川マルキにいって参りましたので、その時の波情報とPLACEBOニューモデルの試乗レポートをご報告したいと思います。
この日のマルキですが、サイズはカタ前後。風は北から北東が中くらい吹いてました。
サイズはあり面も綺麗なのですが、早いブレイクが多くエキスパートでも走り抜けるのがやっとという波が中心でした。
それでもたまに来る切れた波の切れ目を掴めれば2〜3アクションは可能なコンディションでした。
そしてこの日は西井プロの撮影に同行する形になったため、撮影用のPLACEBO『ZEKE』5’5を借りることができました。
左がこの日、西井プロが撮影で使ったPLACEBO『DIABLO-X』5’8。右が僕がお借りした『ZEKE』5’5です。
ちなみにフィンセッティングは「KAI SALLAS 6.5」に「CARVER QR SIDE S」のシングル+2で試しました。
早速、実際に乗った感想ですが、まず異常にテイクオフが早いです。最強の小波モデルとされてきた『GOBLIN』よりも確実に早いです。それは接水面積を増やしたアウトラインによるものなのか、大きなセンターフィンの効果なのか、もしくはそのどちらもなのか。そこまではわかりませんでしたが確実に早かったです。
そしてこの『ZEKE』の特筆すべき点は強い直進性です。『GOBLIN』は高浮力にも関わらずクイックにターンすることが可能だったので小波でもクイックにスピードがつけられましたが、『ZEKE』は真っ直ぐ進むだけでも加速するような強い直進性を持っています。
これは大きなフィンとロッカー、ロケットテールが関係してると思われます。これによりわずかな体重移動でもグングン加速します。
そしてターン時にはエレベーターウイングが入り込み、大きなフィンがピボットポイントになってスピードに乗ったまま鋭角なターンを可能にしています。
この日のマルキのコンディションとしては、たまに来るカタくらいのアウトのセットが一番いい波だったのですが、波数も少ないのでそれは西井プロに任せて僕はミドルセクションのハラくらいの波を狙いました。インサイドダンパーに近いブレイクで周りの皆さんは乗っても走れずに苦労していましたが、『ZEKE』なら余裕です。
ワンテンポ早いテイクオフから横に走りだし、強い直進性でスープをも乗り越えて、スピードに乗った状態から鋭角にターンをしてアクションも決まる。
とにかく、しっかり楽しめちゃいました。
ちなみにセンターフィンはボックスの真ん中くらいが調子良かったです。
このセンターフィンは後ろ寄りにつけると安定感と直進性が増し、ターン時には強いピボットになります。
逆に前よりにつけると安定感と直進性は減りますが、ルースになり回転性が上がります。
僕の場合、直進性は欲しいけど踏み込む脚力に不安があったので少し前にずらした形です。
これは人それぞれ好みがあると思います。波待ち中でも位置を容易に動かせるので、その場で色々試せます。それもこの『ZEKE』の楽しみの1つですね。
楽しくて、新しいPLACEBO『ZEKE』。小波用ボードを考えてらっしゃる方には特におすすめですよ!
それでは、また近いうちにレポートしたいと思います。よろしくお願いいたします!