台風のヒットした七里ケ浜の波と新作『V2-GRINDER』のリポート!
みなさま、こんにちは。スタッフのユウジです。
先日台風スウェルがヒットした、
湘南七里ケ浜に行ってまいりましたので、
その波とLOSTの新作『V2-GRINDER』の
リポートを今日はご紹介したいと思います。
この日の風は弱い北東で、面への影響は無し。
サイズはカタ~アタマ、
セットでアタマオーバーくらいでした。
早めのブレイクからフェイスがしっかり残って
走り込める七里ケ浜らしい波で、
スピードにのった状態での
2~3アクションが可能な非常に良い波でした。
ところが、1時間経った位から潮があげたせいか、
サイズがアタマ~アタマオーバー、
セットで頭半オーバーまであがり、
ブレイクは掘れたワイドで切れ目がない状態に…
テイクオフして走り込むことはできますが、
乗った後にタイミング悪くセットが連発で来ると、
僕のパドル力ではハマってしまって、
ちょっと大変でした。
そんな揉まれながらのサーフィンで気付いたら
5時間入っていて、クタクタです。
そして、ここからが本題です。
ラヴサーフオープンからのカスタマーでもある我が兄が
先日『V2-GRINDER』を購入。
この日は僕が愛用する『SUB-BUGGY-JP』と
乗り比べるため、借りてきたのでした。
どちらも小波から幅広いコンディションに対応する
パフォーマンスボードという位置づけで、
この2モデルの違いは非常に気になっていました。
サイズは
『V2-GRINDER』5’8×19×2.32 27.0cl
『SUB-BUGGY-JP』5’8×19×2.25 25.75cl
当然この日が『V2-GRINDER』に乗るのは初めてでしたが
1本乗った感想は「とにかく速い!」
パドルも速い、テイクオフも速い、走り出しも速い、
ターンも速い。特に走り出してからワンターンした時の
スピードは想像を絶するほどです。
はじめはボリュームの違いからきているのかとも思いましたが
パドル、テイクオフスピードだけならまだしも、
走り出してからのスピードはcl値では片付けられないものでした。
これがこの『V2-GRINDER』の特性なのかと気付かされました。
悪魔のロッカーを持った『V2-SB』を短く太く
ボリュームを持たせたことで、強い反発力を生み、
それが更なるスピードを生んでいます。
それにより短いフェイスでも一気に加速し、
そのスピードを利用したハードな
アクションを可能にするのです。
『SUB-BUGGY-JP』も乗って比較しましたが、
パドルは若干『V2-GRINDER』の方が速いです。
これはcl値の違いかと思われます。
テイクオフも若干『V2-GRINDER』の方が速いのですが
感覚的には『SUB-BUGGY-JP』は最後に後ろから
一押ししてくれるような速さがあり、
『V2-GRINDER』はノーズから波の斜面に
食い付いていくような速さがあります。
ライディングに関しては『SUB-BUGGY-JP』は
自分の意志が直接伝わるかのようにクイックな
レールワークとターンが可能で、
そこからグングン加速し大きなアクションにつながります。
一方『V2-GRINDER』はテイクオフ後のレイルワークから
一気にフルスピードで、スピードを活かし狙いすました
大きなアクションが可能です。
この日は波がそれなり大きかったため、
小波でも乗り比べてみたいですが、
おそらく同じように小刻みなターンで小波を乗継ぎ
アクションする『SUB-BUGGY-JP』と
小波でも一気に加速し力無いフェイスを飛び上がり
アクションする『V2-GRINDER』で間違いないでしょう。
写真は西井プロとケイ・コバヤシプロです。
どちらも幅広いコンディションで、
アクションを可能にする新時代のパフォーマンスボードです。
波を選ばずアクションを決めたい中級以上のサーファーの方々
スタイルの合わせてこの2モデルを選ばれれば、
より楽しいサーフィンができること間違いなしです。
強くオススメできる2モデルです!
それでは、また今度リポートをしたいと思います。
よろしくお願いします。
★LOST『V2-GRINDER』のモデル解説は>>こちら!