LOST『CARBON WRAP』サーフボードのデッキ面は何故強いのか?
LOST『CARBON WRAP』サーフボードについて
この24Sブログをご覧になって下さっている方ならご存じだと思います。
LOST『CARBON WRAP』は発売まで約3年の年月をかけて研究開発されました。
なぜこんなに長い期間、開発にかかったのかと言いますと、
『性能』はもちろん、『耐久性』も重視し、開発されたからです。
*エポキシ樹脂の種類と混合比
*ボトムからデッキに巻かれたカーボンの種類
*デッキ部にも搭載してあるカーボン
*2本のカーボンバンドのカーブやプレイスメント
*デッキ面を強くする為の特別なクロスファイバー
あまり知られていないのが、
デッキ面にボードを長く乗っていただけるように、
折れに対する強度を最高のものにする為に採用されている『Xクロス』です。
この『Xクロス』は45度に斜めに交差しています。
その交差している、クロスにさらに「ポリプロ」という糸状のクロス繊維を縦方向に編み込んでいます。
『Xクロス』は、ボードのデッキ面全体に搭載されているので、「ポリプロ」も縦方向に全体に入っています。
テールのデッキ面にある、カーボンバントの黒い所をご覧になってみてください。
白い糸状に見えるものが「ポリプロ」で『Xクロス』が45度に編まれているのがご覧になっていただけます。
LOST『CARBON WRAP』をもうお持ちの方も、
次に乗るボードとしてご検討中の方も是非、
45度の『Xクロス』に編み込まれている、ストレートな糸状の「ポリプロ」を見ていただき、
やわらかくしなる、EPSエポキシボードなのに、強度も抜群である構造をご覧になってください。
この『CARBON WRAP』テクノロジーは、
特許を取得することができる程、サーフボードにとって理論的なフレックス構造なんです。
『CARBON WRAP』テクノロジーは、
2本のカーボンバンドでボード全体のフレックスを理想のフレックスをするようにコントロールしています。
ドライブが必要な大きなボトムターンをしたい時にはボード全体がフレックスをし、
膝を曲げ、その後、加重をリリースした直後に、バックフット前に巻かれたカーボンバントから後方のテール部分がエクストラフレックスして加速しスピードを増加させます。
また、ボードをリップしたり波のトップに当て込んだりすると、跳ね返りが良いので、ボードが返りやすく、
反応が早くてスピードが落ちることなく、途切れないマニューバーや技を繰り返し可能にしてくれるのです。
このボード構造から得られる加速力は、
LOST『CARBON WRAP』でしか発揮することができない特許テクノロジーなんですよ!
LOST『CARBON WRAP』を完璧に詳しく知るには、
開発デザイナー本人が語るメイヘムのこの解説動画をご覧くださいね!
こんにちは西井です。 長年のプロサーファーとしてのノウハウと、カリフォルニアサーフインダストリーとの太いコネクションとLostのシェイパー"メイヘム”との20年を超えるリレーションシップによりLOST&Placeboサーフボードの正規輸入総代理店 「LUVSURF」 を東京都大田区で1996年からやっております。リニューアルされたWEBサイトでは毎日24’sブログを更新しておりますので、ぜひチェックしてください。